なんとなく気分が重たい
理由ははっきりしないけど、心の奥がザワザワしている──
そんな日、ありますよね
気づけばため息が多くなっていたり
誰かの言葉が必要以上に引っかかっていたり
いつも通り過ごしているのに、どこか心が落ち着かない
そんなとき、
「なんでこんな気持ちになるんだろう?」って考えても
はっきりとした答えが出てこなくて
余計にモヤモヤしてしまうこともあるかもしれません
でも、そういうときは、
「なぜこう感じているか」よりも、「今どう感じているか」を大事にしてみて下さい。
「なんとなく悲しい」
「なんとなく不安」
「なんとなく、置いてけぼりな気分」
その“なんとなく”には、ちゃんと意味があって
言葉になっていないだけで、心は何かを感じ取っているんです。
「私なんて、もっと大変な人もいるし…」
「これくらいで弱音なんて吐いちゃダメ」
そんなふうに、自分の辛さを飲み込んでしまってることもあるかもしれません
気づかないうちに、誰かと比べて、「これくらいで辛がってはいけない」って思い込んでいたりして。
でも、それって──
いったい何と比べて“大したことない”って決めているんでしょうか
辛いものは、辛い
悲しいものは、悲しい
どんなに理屈で押し込めても、
心はちゃんと“今の重さ”を感じ取っています。
カウンセリングの場面で、私はこんな言葉をよく耳にします
「私なんてまだマシですよね」
「もっと大変な人がいるのに、これくらいで辛いなんてダメだと思って」と
でも、そうやって自分の気持ちを押し込めてきた人ほど、
ずっとずっと我慢してきたんじゃないかなと思うんです。
気持ちって、感じきってあげないと、ちゃんと消化されない
「わかってもらえなかった」
「本当はつらかった」
そんな想いが、整理されないまま心の底にたまって、
ある日ふと、モヤモヤになって浮かび上がってくることがあるのです。
そんなときは、自分の気持ちにひとつ、“ラベル”を貼ってみて欲しいんです
目を閉じて、そっと心に聞いてみる。どんな言葉が浮かんできますか?
「傷ついた」
「聞いて欲しかった」
「分かって欲しかった」
もしかしたら、ずっと奥にしまいこんでいた気持ちが、顔を出してくれるかもしれませんよ
それが、あなたの本当の気持ちであり、モヤモヤの正体かもしれません。
だからまず、こう言ってあげてください。
「そうか、今の私は、モヤモヤしてるんだな」
「なんとなく、元気が出ないな」
「なんか、無理してるかもしれないな」と
理由なんて分からなくても大丈夫
それを感じてる“今の自分”を認めてあげることが、最初の一歩になります。
そして──
もし今、身体に痛みや違和感があるのなら、
それは言葉にならなかった気持ちを、身体が代わりに伝えようとしているのかもしれません
身体の不調の根本原因は、ウイルスや遺伝が3割、
あとの7割は、心の影響とも言われています。
モヤモヤは、心からの大切なサイン
無理に消そうとしなくてもいいんです
まずはお茶でも飲みながら、
自分の中にある“音のない気持ち”に、
少しだけ耳をすませてみてくださいね🍵
あなたが、話せずに抱えてきた全てのことから、癒される日がくるのを願っています。
読んでくださってありがとうございました
この言葉達が、心の中の何かにそっと触れて、
少しでも気持ちが緩んでもらえたら嬉しいです。