自分にとっての正解 〜正しさより大切にしたいこと〜

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誰かと話していて「それは正しい」「それは間違っている」

そんな言葉を耳にするとき、あなたはいつも、何を感じていますか。

私たちはつい、「正しいか、間違っているか」という物差しで物事を見てしまいがち。

だれど、その「正しさ」は、本当にひとつだけなんでしょうか。

 

例えば、子どものためにと決断したこと。

振り返ると「もっと違う方法があったのかな」と思うこともあります。

でも、そのときの自分にできたのは、それが精一杯の選択であって、

それは確かにその時の“自分にとっての正解”だったはずです。

 

あるいは職場や人間関係の中で

相手に合わせて行動したのに、「それは正しくない」と言われた経験もあるかもしれません。

けれど、その人の基準からはそうでも、自分にとっては必要な大切な選択だった。

正しさって、人の数だけあると思うのです。

 

ヨガの学びの中には「揺れてもまた真ん中に戻る」という考え方があります。

人の心や体は揺れるもの。

状況によって迷ったり、他人の言葉に揺さぶられたりするのは自然なことです。

でも大事なのは、そのたびに「自分の軸」に戻ってこられること。

 

その軸は、自分だけが気持ちよければいいというものではなくて

自分も周りも無理をしないでいられる状態に近づくことだと感じています。

 

ある生徒さんからは、こんな感想をいただきました。

「ヨガの場では体からだけでなく、先生の言葉からも心に響くものがあり、

まるでカウンセリングのように感じる瞬間がある」と。

その言葉を頂いたとき、改めて思いました。

ヨガのレッスンは、身体を通じての気づきだけでなく、

インストラクションの言葉が心に届いて、解きほぐされる瞬間があるのだと。

安心できる空間の中で、自分でも気づいていなかった想いが解け出して、

涙があふれる生徒さんを、これまで何人も見てきました。

それは“言葉にならない苦しみ”が少しずつほどけていくプロセス。

心と身体の両方から癒しが起こるのが、ヨガの魅力のひとつだからです。

 

9月は、夏から秋へと移り変わる季節ですね。

気候が少しずつ変わっていくように、人もまた、新しいリズムを探していくときです。

誰かの「正しさ」に振り回されるのではなく、

「自分にとっての正解」を少しずつ見つけていける9月にしたいですね。

 

つらい時には

今日は休むことを選ぶのも、

人の期待に応えるのではなく、自分の心の声を大事にするのも、

それは決して“わがまま”ではありません。

むしろ自分を整えるために必要な一歩。

自分が満たされているからこそ、周りの人にも優しさを循環できる。

そんな「正しい選択」を重ねていけたら素敵だと思います。

 

読んでくださってありがとうございました。

この言葉が、今のあなたの心にそっと触れて、

少しでも安心や力に変わってもらえたら嬉しいです✨

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