5月病ってご存知ですか?
気温の急激な変化や、新しい生活環境に入って一ヶ月目などに起こりやすい、心の病気のことです。心と体に深い関係がある病気のことです。
なんとなく憂うつ、気分の落ち込む日が続くなど、自分の感情や気分、行動などに悩んだり、苦痛を長い期間感じていたら、それは心の病気かも知れません。
病気かどうかの、自分への判断はとても難しく、病院に行こうかどうしようか迷うこともあると思います。
本人が専門家に相談したいと感じているなら、治療やカウンセリングの対象になります。本人からの訴えで最も多いキーワードは「不安」という言葉。
体からの症状は、動悸、めまい、ふるえ、吐き気、息苦しさ、発汗、頭痛、睡眠障害など、その他、体重減少や食欲不振、便秘、疲労感、などもみられることがあります。
不安などが原因で外出ができなかったり、抑うつ感が強まることで無気力になったり、仕事が進まない、本やテレビもみても内容が入ってこないなど、家に閉じこもりがちで、苦しい思いをしながら今の生活を続けていると症状悪化につながりかねません。早めに家族や専門医にご相談くださいね。
先に体調不良から気づくケース。例えば、高血圧の患者さんがいるとします。
内科の先生は血圧を測って、「少し高いようですね。薬をきちんと飲んでいますか?」と問うと、患者は「はい、時々。辛くないときは飲んでいません」と答える。主治医は「それは良くないですよ、ちゃんと服用しないと脳梗塞になる可能性が高くなる危険性があります」と注意を促す。
この患者さんにとって高血圧はそれほど問題ではなく、日々の悩みこそが問題でした。子供が家庭内暴力で荒れているのに、妻との関係は冷え切っていて何も相談ができない。抱えている問題の解決策どころか解決の糸口さえ見えてこない。
この患者さんの高血圧は悩みの結果であって、高血圧を薬でコントロールしても問題の解決には至れないのです。
血圧を薬で下げ、体てきには正常値を取り戻しても、そのことがこの患者さんにとってどんな意味があるのかを、今一度考えないと再発、及び、体に負担をかける、もっと強い薬が必要になってしまいます。
そうは言っても、ストレスに関連する心の病気を取り扱う病院はどこも、現在2時間待ちの混み具合だそう。
主治医が一人ずつ、患者さん自身に現在の生活環境を語ってもらい、耳を傾けるというのは難しい、、、というのが、今の世の中の現状なのかもしれませんね。
「私も今、病気は違えど似たようなケースです」という方へ
体の症状が落ち着いたら主治医とご相談の上、ヨガを始めてみませんか。カウンセリングも承ります。
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