緊張するのは簡単、緩むことは難しい

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

秋も深まり、朝晩は冷えるようになりましたね。

身体が冷え固まらないように、心をいつもポカポカにして、温めることができたら良いかなぁって。

 

 

先日6年以上もお教室に通い続けて下さっている生徒さんが、これまでの感想をお話しして下さいました。

 

感想①

「いつもレッスン時の先生の口癖で、緊張するのは簡単だけど、緩む(元の自分に戻る)のは難しい」

「これをね、いつも自問自答しながらアーサナしています。集中力が増してくると、力が入っている自分に気付けて、そのあと力が抜けていくのが分かるの。体を緩めるって、こり固まっている自分に気付くことからなんですね。。。気付けたので緩む感覚も、これじゃないって思い出せました。」

 

なるほど!ですね。

これはまさしく「ニュートラルな状態」

望ましい自分の姿で、我に帰ったような体の調子。

 

その方との立ち話は続き

「以前はね、夜になると早めに布団に入ってしっかり睡眠時間をとったのに、朝起きてすっきりどころかゾンビな自分がいて。たくさん寝たのに疲れがとれていなかったんです。。。」

 

と。

絶不調脱却を成し遂げた人の感想。

今の状態と比較出来るほどの変化を遂げた成功ストーリー。芯から緩んだ感覚を取り戻した人の言葉だなと、感動です!

 

 

そして更に話はつづき

「以前はそんな(ゾンビな)状態であることにすら、気付くことが出来ない過去の私だったんですよね。。。ひゃあ〜恐ろし」

と嬉しそうに語って下さいました。

 

 

人生いろいろ、そんな日常の中で、いつの間にか体がカチコチ。

どんどん体に、そのカチコチ感が増え続けると、便秘、腰痛、頭痛、憂鬱感、耳鳴り、ドライアイ、肩こり、など、自分で病名が言えてしまうほどのはっきりした症状に繋がっていく。

 

その症状の辛さ、この先いつまで続くのかなどの不安をかき消そうと、今度はどの病院に行けばいいのか、行けば治るのか、とまたまた悩む。

 

そんな時、この生徒さんは

「とりあえず今日はヨガの日、レッスンに参加してみて、、、とその後に病院へ行っけばいいかな。。。」

 

( ↑ とりあえずヨガしてからにして、後のことは後で考えるみたいなこの選択肢すごいですね)

 

そしてさらにヨガ中の具体的な体感話を

 

「、、、レッスン中、どんどん自然に体が緩まるのを感じ、様々な所が解けるような楽になっていくのが分かるんですよね。」

「まず、緩む合図(?)であくびが出て、涙が目を潤す。頭痛が和らいでいくのが分かったり、気づかない間に食いしばってしまっていた奥歯、顎に気づき、気付いたのでそこも緩まり、手足の末端にまで血が流れる巡りを感じ、お腹の中もだんだん温かくなるのが感じられてくる。」

「そんな感覚にしばらくの間包まれていると、不思議と体の変化だけでなく、思い(感情)の変化までも、、、。さっきまで、どうすればいいのか分からなかった出来事、心配事や悩み事。それがどこ吹く風状態に気持ちが楽になるような。もう、そんなのどうでもいいやって思えるようになっちゃって(笑)。まだ何も解決してないのにね(笑)」

 

(このご感想はすべて、ご本人のご承諾のもと掲載させていただいております)

 

 

そうなのですよね。

 

不調って、卵が先か、鶏が先かみたいに

体の不調が先か、心の不調(不安や怒りなど)が先か

 

目の前の出来事にたいして、

心が引っかかりやすくなっているから、体がカチコチになるのか

体がカチコチだから、心が引っかかりやすくなっているのか

自分でも訳が分からない

 

そんな時はとりあえず、体から緩めてみてくださいね。

 

体が緩まれば、自然と心も緩まって「まぁいいか」という感覚なれるのか、心が軽くなるみたいですね。同じようなご感想も多く頂きます。

科学的な研究結果でも、ヨーガをすることで体内のストレスホルモンが減少し、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが多く分泌されることは明らかです。

要するに

運動して血流がよくなると気持ち良さが全身をかけ巡り、頭で細かい事を考えるのが難しくなるんですね、きっと。

イライラしたり、怒ったりすることが難しくなるってことは、楽しいことや嬉しいことが見つけやすくなる。まさにヤッタァ〜です。

 

実際、一番わかりやすい例で、子育て中のお母さん達からは

水をこぼしただけでも怒鳴っていた自分が「最近子供を叱ることが少なくなりました」という感想が第1位です。

 

 

人はだれでも、自分にあった体調をキープしたいという欲があります。

ヨーガを通して心身ともに整えた内側の環境、それを自ら壊しにかかるなんて、そんなの勿体ないの一言です。

ストレスを全く受けない生活を求めるのは今の世の中難しいですが、「怒りや不安」内側から湧いてくる思いの方は、ヨーガで貯めたリラックスの貯金さえあれば、ストレスをスルーできるので害は少なくて済みそうですね。

リラックスの勝ちです(笑)!

 

ヨーガで得たリラックスは一時的な気晴らしではないことが、体験された方は良くお分かり頂けていると思います。

一回のレッスンで1週間分のリラックスの貯金ができる代物とも言われていますから、この貯金貯めなきゃ損です。

 

実録!

とてもいいお話を聞くことができて嬉しいです。

 

 

さて、そんな「ヨーガ・セラピーShanty」も先月10月で9周年目を迎えます。

これまでたくさんの方々との

出会いと別れ

変化と挑戦

ありました。

 

経験豊富(?)欲張りなのかな(笑)

たくさんの嬉しいことや悲しいこと、ありましたね。

そのたびに「良いも悪いも一つ」

この言葉を胸に、一歩づつ、一歩づつ

時に足踏み(地固め)

また一歩

 

全ては「今自分に必要なことが起きている、良い方向に進んでいる」と一喜一憂せずに安定した心で客観視できるようにもなりました。

 

お世話になった方、支えて下さった方、家族、頭が下がる思いと共に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

話は変わってもう1つ

先日帰り際に、こんなお言葉を頂きました(こちらも掲載にあたりご本人ご承諾済み)。

感想②

「家に帰り1人でいると過去の嫌なことばかり思い出し、考え続けてしまいます。様々な体調不良にも困っていました。ですが、最近何故かここへ(お教室)来ると、楽しいことや、嬉しかった事が不思議と思い出されるようになるんです。頭の中で思い起こされる事柄が変わるので不思議です。」

 

いただきました!

まさにこれっ嬉しかったです。

 

「一喜一憂」

ここは一文字変えて

「一喜一優」にしてみました。

この方の場合「ニンベン(人)」が加わったことで憂鬱な事柄が、優しい事柄に変わったようです。

(漢字って深い、昔の人ってすごい)

 

話すことは、手放すこと、なのです。

 

 

「腰痛や肩こりを改善しました」

これもヨガの特徴の一つですが

体の不調、痛みの原因はどこからやってくるのか

種明かしすると

本当はね

心の健康が専門分野なんです。

二次的作用として当然体の不調も整うといった感じ。

 

なぜなら

体の不調の原因は

ウイルスや遺伝性のものが3割

あとは心なんだそうです。

 

体が和らぐことで、心が和らぐ

心が和らぐ事で、体が和らぐ

 

 

 

 

<今苦痛を感じている思いから解放されるには>

『無意識的に繰り返し考えている出来事に気付く』

望んでもいないのに繰り返される思考に気づけるのは、身体が緩んだ時です。

ヨーガを通して緩まれば少なからず、体は解放される(血流が良くなる)

脳に血液が巡りネガティブな思いが緩和

 

元気な人だから運動するのではなく

元気になれるから運動するのです

 

 

<リラックスを感じられる場所は2つ>

まずはヨガのレッスン時、心(否定的な感情)と、体(リラックスへ向かう体の感覚)の誤差を感じられるようになることを目指してみて下さい。

誤差に気付けば双方(心と体)は解放されたリラックスの良い方へ向かいだします。

 

いつもレッスン時、お声かけしています。

「心地よいと思う方を選んでくださいね」、、、と。

 

身体が和らぐことで、本来の心が求めているものが分かるようになります。

体感から得た情報で見方が変わり、見たいものが変わってくると思います。

頭で考えている事柄によって湧いてくる感情(イライラや不安)が、今必要ないと気づければ

自分を取り巻く環境がたとえ厳しいところであったとしても

これまでのような不安や恐怖、戦慄といった張り詰めた心の状態ではなくなっているのを実感されるでしょう。

自分を取り巻く環境を変えることは難しいですが、ストレスに過剰に反応することのない心に変えることは可能です。

身体と心は密接ですけど別物と言われます。

 

心が不調の時には体が

体が不調の時には心がサポートにまわる器用さをヨーガを通して身につけていただければと思います

 

心と体、支えあって1人の調和のとれた個人が完成します

 

本当の意味での健康を取り戻す

 

 

初心からの新たな一歩へ

 

 

今日も最後までお読み頂きありがとうございました。