辛いときほど体が教えてくれる

2024年あけましておめでとうございます。
年があけて早々に、能登半島地震や、JALの事故のニュースで心がざわついている方もいると思います。被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
避難生活を続けていらっしゃる方が温かく、そして少しでも穏やかに過ごせるようになる事をただただ祈るばかりです。

過去の経験の中で、小さい頃、何をしても上手くできなかったり、失敗すると家族に怒鳴られたりしていました。その記憶は大人になっても引き継がれ、すぐ失敗する、叱られる、怒鳴られるのではと、つい心のどこかで自分にブレーキをかける癖があり、頭の中はそんなことで常にいっぱいでした。37歳の時にヨガで体の感覚を感じたり、自分に集中することの心地よさを学び、初めのうちは少しずつでしたが、体の皮膚感覚(ピリピリ)や体内の心音、その都度変わる呼吸の速度や深さの変化、そんな感覚を味わい、日々続けていくうちに自分の変化に夢中になり喜びを知ったのでした。

「辛い時ほど身体が教えてくれる事がある」

生きているといろんなことを経験します。その中には嬉しいことも辛いこともあります。どんな環境の中にいても、周りにどんなことが起きても、いつもそこにあるもの。それは自分自身です。ヨーガはその自分自身との繋がり、HOME(身体)に意識を戻す練習です。外に向きっぱなしの意識では、体に緊張が入りやすく、呼吸もうまく出来ず、どこかぎこちないはずです。それは自分の体に対する信頼が薄れ、どう扱って良いか分からない状態。その事を、あなたに身体が感覚で教えてくれています。原因は”目の前の事に嫌だと思う心”があるから。一旦、目を瞑り、5回深呼吸してみましょう。意識して心を休ませてあげて下さい。疲れた心をリラックスさせてあげられるのは自分しか出来ません。この習慣は少しずつ体に力強さを与えると同時に、周りの環境は何も変わっていなくても、心は伸び伸びとした状態へと戻ってくれます。そして、「変えられるものと、変えられないもの」を区別をして、心の負担を最小限に出来たらいいですね。けっこう勇気のいる作業ですが、きっと今いる環境の中で、前を向きやすくなると経験から感じているのでシェアさせて頂きますね。

今日も、自分が今ここに居る奇跡に気づき、世界中の人や動物たちが穏やかに過ごせますように。

ありがとうございました。